六角レンチとタイヤレバー 理想のロードバイクを探して

こんにちは。20歳、大学生です。主に、自転車の組み上げやツーリングの記録をアップします。また写真撮影も大好きです!

第12回 アルマイト加工 コーケンのアルパック


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こんにちは。にしです。今回は前回の最後に書いたアルマイト加工についてです。

今回使用するのは

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3780税込みでした

株式会社KOHKEN様の光研アルパック10です。こちらアルマイト加工したいアルミパーツをこの袋に入れれば好きな色にアルマイト加工してくれるというサービスです。

アルマイトって何?

アルマイト加工というのは自転車パーツでも多く使われていますが、いまいち仕組みがわからないという方もいると思うので、説明します。

アルマイト加工とはアルミニウムに酸化被膜を形成して耐腐食性、耐摩耗性を上げる加工のことです。希硫酸や硝酸などの電解液の中にアルミニウムを漬け、表面を陽極として電気分解することで酸化が始まります。この時には酸化皮膜はポアという孔が開いていて安定していません。そこで封孔処理を行って穴を閉じて安定化させます。封孔処理の前に孔の中に塗料を入れ、封孔処理をするとカラーアルマイトができます。

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長所は、塗装やメッキと違い剥がれないこと、理論上はアルミを溶かしてその上に被膜を形成するので、パーツの大きさがμm単位でしか変わらないためネジなどの精度が求められる部品でもできること、アルミの地を生かしたきれいな色が出せることなどがあります。短所は、加工の時に加工の表面状態によって出来栄えが大きく変化するところ、電解槽にパーツを入れるのであまりにも大きいパーツは加工できないことです。

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電解槽の写真 KOHKEN様提供

KOHKEN様のアルマイト加工の特徴として、17色のカラー展開があります。

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豊富なカラー

このほかにもハードアルマイトの6色があります。

どの色もきれい、自分は今回グリーンを選びました。理由は緑が好き、それだけです。

パックの中は

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パーツを入れる袋、説明書と同意書が入っています。必要事項を書き込むだけなのでいたって簡単です。アルパック10ではパーツ10点以内、袋を入れて250g以下、厚さ三センチ以内に収まるようにパーツを入れます。もっと大きなパーツや多くのパーツを加工した場合はほかのコースもあります。
ヘッドパーツとシートピンを入れて送りたいと思います仕上がりが楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またKOHKEN様、写真や情報を提供していただきありがとうございました。

パーツが届き次第また記事を書きます。