第138回 18きっぷ北海道一周旅行⑦
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こんにちは。にしです。
旅の続きを書いていきます。前回は最終日、釧路から始発で出発し、新得まで進みました。ここからはいったん特急に乗ります。
入線してきたのは283系気動車の特急スーパーおおぞらです。形式は何種類かありますか、この北海道の先頭が青くなっている特急車両が子どもの頃、真の特急車両だと思っていました。
ここ新得から札幌近くの南千歳まで、特急でかっ飛ばします!
10:26新得出発
まだ10時台、飛行機は19時台で時間がたっぷりあるのになぜ特急に乗るのかというと、なんとこの石勝線、普通列車が走っておらず、特急列車しか走っていないのです。
では移動の足として日常的に石勝線を利用する人は運賃が非常に高くなってしまいます。そこでJRの運賃特例として新夕張ー新得間はこの区間の利用に限り特急料金が発生しないというルールがあります。
特急列車が普通、快速列車に充当され運賃のみで特急列車に乗れる例は何例かありますが、路線の特徴で特急として使われている特急列車に特急券なしで乗れるのは非常に珍しいです。何回特急っていうんだ、、
といっても今回は新得から南千歳まで行くのでもちろんその分の特急券を購入しています。
183系気動車とは異なり、列車の中はいたってモダン、振り子装置がついているのでカーブをものすごい速度で走っていきます。
駅間が非常に長いので今どこらへんか教えてくれます。
新得の次はトマム、です。スキー場が有名、そして北海道で一番標高が高い駅です。
誰もいなかったのでグリーン車を観察、車両の半分でシート配置が換わる特徴的なグリーン車でした。
シートがでかい。豪華。
その後も走り続け、
11:53南千歳到着。
千歳に通じる道が駅の前を通っているので車通りはものすごいですが、駅前には何かあるわけではない不思議な駅です。そして飛行機の音がものすごい。
次は苫小牧に行きます。
列車が来るまで撮影。
281系、スーパーほくと 函館から札幌までを結ぶ特急です。
さてさて苫小牧行きの列車が来たので乗りましょう。
12:17南千歳出発
もちろん、駅の周りに何もないので駅間はもっと何もありません。JR北海道のルールなのかわかりませんが、踏切の前で汽笛を鳴らすんですね。それが楽しい。わかる人いるかな。
12:39苫小牧到着。
苫小牧のイメージはやっぱり駒大苫小牧高校ですかね。駅にも学校の横断幕がありました!
そしてここに来た最大の理由、それはある路線のキハ40を写真に収めたかったからです。
それは日高本線です。ここ苫小牧から様似(さまに)までを結ぶ路線ですが、台風で線路が流され、鵡川以南が不通になり、復旧費用を営業運転では到底回収できないので、沿線の住民と協議をし不通区間については修理することをやめ実質廃線になってしまったという路線です。そして、走っている、苫小牧-鵡川間も毎年、相当の赤字が発生しています。北海道の中で最も経営状態が悪い路線と言っても過言ではないでしょう。
駅には路線の状況と、鉄道利用を呼び掛けるパンフレットが配られています。
そんな赤字路線である日高本線、そこを走るキハ40はビビットなカラーで言ってしまえば北海道らしくないですが、一度見ておきたいものです。
13:34日高本線到着。
一両で到着、見てください、このピンクのライン、細い緑のライン、海、陸、太陽、空ということなのでしょうか。前面には馬の絵が描いてあります。これまたかっこいい。
車両の状態は決していいものではありませんが、海風にさらされ続ける日高本線を走り続けるだけでもすごいです。
この車両はこのまま車庫に
車庫の中で背後霊のように映る基本色のキハ40.。。。
この夏は乗りたいですね!鵡川までは30分ほどなのですが、今回は予定が合わず、、、
この光景が後何年見ることができるでしょうか。
北海道では新型の配備が始まっています。10年後は確実に見ることができないでしょう。自分が写真を撮るのはそんな意味もあります。
今回で最終回にしようと思いましたが、もう一回だけ書きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
実は、新潟旅もあるので北海道旅が終わったら書きます。